▼本記事の項目
▼本記事の目的
▼本記事の信憑性
前提として社畜とはどういった状態のことを言うのか整理しておきます。
社畜とは以下のように定義されています。
また「つらい」という感情がなくても正常範囲を超えた異常な労働時間(労働を取り巻く全て)や膨大な業務がある場合、これも社畜とします。判断する軸は「感情」ではなく「客観的事実」です。
「感情」だけで動き冷静な判断力を失いながら貴方の貴重な資源を自ら削ることはしないでください。
この前提を元に、
▶致命的注意点
▶対処方法
を紹介していきますので一緒に見ていきましょう。
1,自覚がない場合は既に社畜化している可能性大
最も恐れるべき状態は社畜と化している自分自身に気付いていない(自覚がない)ことです。「つらくない」「楽しく仕事をしている」そういった意見もあるでしょうし、会社組織的にはこれは望ましい状態です。
仕事の必要性重要性を社員に落とし込み1人当たりの生産性をフル稼働させることが出来ているんですから。ですが、それは会社組織的の話です。企業務めしている労働者としてでは話が違ってきます。
次の項目に1つでも当て嵌まる場合は既に社畜状態である可能性が極めて高いです。
▼残業することが苦ではなくなる
残業を勧んでする状態は極めて危険です。業務時間内に仕事を終わらせる本来の根本を見失い、自分の労働時間を増やすことで補おうとする思考のことです。
・翌日に繰り越せる仕事をその日残ってやる
・今やらなくてもいい仕事をその日残ってやる
・ やる仕事がないのに職場に居残る
▼休日出勤が苦ではなくなる
突発的な欠員などの理由ではなく、慢性化していたり自ら勧んで休日出勤する状態や思考のことです。
・公休はなくても大丈夫という思考・価値観
・休日働くことに価値を感じている(美徳)
▼勤務時間外に来る業務指示に従うのも苦ではなくなる
退勤後の深夜に上司からLINEで「会議資料今晩中に纏めておくように」と連絡が来ても何の違和感を感じることなく「畏まりました!」と返信している状態のことです。
・仕事第一優先、仕事に勝る大切なものはないという思考・価値観
・勤務時間外でも柔軟に対応することが大切とはき違えている
▼上司の指示はどんな内容でも必ず従う
いわゆるイエスマン状態です。自分で思考することを止めて与えられる仕事全てを引き受ける人のことです。致命的なのは「どんな指示にも従う(従おうとする)」ことです。
・「仕事」だけではなく「作業」の方を多く引き受ける
・頻繁に買い物を頼まれ引き受ける(パシリ)
・明らかに無理な内容(期日的/量的)を引き受ける
2,自覚があるうちはまだセーフ
「これっておかしくない?」「仕事時間・仕事量が異常かも」その自覚1つがとても大切です。そこに気付けるということは貴方は自分のことを大切にしようとしている証拠です。
働くことは大事です。自分に課せられた役割を全うすべく打ち込むことも自己成長や会社・社会への貢献にも繋がります。仕事を通じて自己成長・自己実現を叶えることもまた良いでしょう。
しかし貴方の限られた貴重な資源を犠牲にしてまで打ち込むことはありません。 自分自身・自分の資源を大事にしながら生きていく、その手段の1つとして「仕事」があるんです。
▼おかしいと感じたことを打ち消さないで
働いていると違和感なく応じられることと、そうでないことがあります。仕事の必要性や根本・本質を理解する必要もありますが、ここで大切なのは《その仕事を遂行する上で要する時間・仕事量》がおかしくないかということです。
この違和感を感じた場合、我慢したり自分の感じたことを打ち消すことはしないでください。
・当月公休を1日も取得していない、忙しいし仕方がない。
・深夜0時に上司から業務指示、大事な案件だし仕方ない。
▼誰かに相談して早めの発見を
「これっておかしいのかな」自分の感じた違和感に自信が持てない場合は第三者へ相談しましょう。ここで注意すべきは上司・先輩には相談しないこと。貴方の捉え方やマインドを修正しようとしてきます。
働く環境や業務分担、仕事量が正常化されていない職場では殆どがマインドで人を動かします(「この仕事はこれだけ大事だからやりなさい」)
冷静に判断出来る職場以外の第三者(家族や友人)へ相談してみましょう。
・上司から「皆今月休んでないよ」と言われ公休を取得していない。これって普通なのか?
・先輩から深夜に仕事の依頼が来た、先輩は「皆こうやってるんだよ」と話すがこれっておかしくないか?
3,社畜によって失う多くのもの
例え貴方が良いと思っていても社畜状態のまま働き続けることで失うものは計り知れません。それだけ貴方の資源は貴重だということを忘れないでください。
資源=貴方の時間
・家族と過ごす時間
・人生を創造し実現する時間
・会社以外の人間関係を深める時間
これほど大切なものはありません。
資源を、時間を、貴方自身を大切にしてほしいんです。
まとめ
①勧んで残業する
②勧んで休日出勤する
③勤務時間外の業務指示に難なく従う
④上司の指示は絶対的
①感じた違和感は我慢しない
②会社以外の人へ早めの相談を