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【転職の心得】上場企業から中小・小規模企業への転職前に知っておくべき6つのポイント

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現在勤めている上場企業から規模の小さい会社へ転職する予定です。確認しておくべき点や注意点などありますか?

  

 

今回はそんな悩みにお答えします。

 

 

▼本記事の項目

 

▼こんなヒトが記事を書いています

・上場企業→小規模企業へ2度の転職を経験

・現在小規模企業の管理職として社内機能強化中

 

  

小規模企業は上場企業・大手と比べると異なる点が多々ありますのでそれぞれ紹介していきます。

 

ポイント! 小規模企業は契約内容や労働条件が大きく異なる場合がありますので確認しておくことを強くオススメします。

 

【事前に確認しておきたいこと】

  確認内容 理由
福利厚生

・社会保険完備か

 →健康保険

 →厚生年金保険

 →労災保険

 →雇用保険

一般的とされている福利厚生が中小・小規模企業では完備されていないケースがあるため
みなし残業

・みなし残業の有無

・有りの場合何時間までか

みなし残業含む給与形態の可能性
(許容は~20時間が目安)
勤務地

・1拠点勤務制か

・エリア制か
・転居/出張の有無

これにより通勤時間が異なってくる

公休数

・1カ月あたりの公休数

実情を受けて求人内容から変わっている場合があるため

 

 

また研修がある場合は、研修期間(いつからいつまでか)期間内の給与研修期間後の給与も確認しておくといいでしょう。

 

 

また条件面で細部まで確認したくなることもあるでしょうが、小規模であればある程に仕組みが仕上がっていないことがほとんどです。聞くだけ聞いてみるくらいの認識に留めておくほうが良いですね。

 

 

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パワフルなトップダウン経営であることがほとんど

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会社における意思決定には【トップダウン】【ボトムダウン】の2種があり、中小・小規模企業はトップダウン経営が多いです。

 

▼トップダウン経営

経営者や経営幹部など、組織の上層部の意思決定した内容に基づいて下層部の従業員が行動する経営のことを指します。

 

 

組織規模が小さい会社であればあるほどに短期で営業利益等の実績を生み出すことが必須です。そのためスピーディーな意思決定を行い事業を回す経営が重要です。

 

 

 そのため経営判断は上層部実務は現場という二極化が起こりやすい傾向にあります。

 

 

▼ボトムダウン経営

下層部の現場従業員などから上がってきた提案を基に意思決定していく経営のことです。組織基盤の整った大手企業は組織構造が仕上がっていているのでこのやり方でも組織が回ります。

 

しかし組織内部が未熟であるケースの多い中小・小規模企業は意思決定を現場には委ねずにトップダウンで行います。

 

 

「現場の意見を取り入れるべき」という考えのある方は中小・小規模企業は向いていないかもしれません。

 

 

マインド(精神論)に依存しやすい

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どの会社も最初は少人数からスタートします。最初は仕組みやナレッジはなくメンバー各々の経営に対する情熱や夢を元に会社を運営します。

 

 

そして規模拡大する中で拠点や支店が増え、色んな価値観や経験を持った人が社内に増えてきます。そこで設立当初から大切にしている情熱や想いを理念・ビジョン・ミッションに置き換えて社員へ浸透させる取り組みをしていきます。

 

 

こうすることで設立当初から大切にしていた価値観を広げようとするわけです。ここまではどの企業も同じです。ところがこの価値観・マインドに依存することが起きるわけです。

 

そうすると何が問題か?押し付けが生まれるわけです。こう考えるべきだ、こう仕事をするべきだこの押し付けはとても身動きがとりづらく苦しい想いをすることになります。

 

未熟な上司がいる 

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上場企業や大手であれば外部から優秀な人材が集まってきますし、社内でも人材育成機能があり人を育てていく環境があります。しかし中小・小規模企業では実績やスキルが評価されてではなく社歴の長い人を管理職に置く傾向があります。

 

 

そうすると管理職経験のない人がチームを率いるという状況が起きます。つまり上司として未熟な人が上司であるということです。

 

 

もしかしたらその未熟な上司が貴方の直属になる可能性があることを想定しておく必要があります。また時間を守らない、モラルがない等の「人として未熟な上司」もいるケースがあります。

 

 

 

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本部が機能していない

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本部には主に内勤として総務・財務経理・人事・システム・法務といったものがありますが、中小・小規模企業ではこれら部署機能がまだ不完全であることが多くあります(誰かが1人で兼務していたり、そもそも機能がなかったりする)

 

 

そのため経費精算処理が遅かったり、年末調整処理に漏れが起きるといった何かしらのイレギュラーが起こることも想定しておかなければなりません。

 

 

環境整備が行き届いていない

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冷静に捉えた「一般的」な視点で言うと働く上で必要な機器・備品は完備されていたり、不足物があれば発注・購入しても良いとされてますよね。

 

 

ところが中小・小規模企業になると機器・備品は必要最低限と考えているところが多いです。例えば「PC業務であればマウスは使用しない」や「電子レンジはなくても昼食は食べられる」等。

 

 

そのためあると便利な備品の発注・購入を認めてもらえなかったり、多少の不便をしてでも経費を抑えようという場合があります。

 

 

慢性的な人員不足/離職が起きている

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これら紹介した通り中小・小規模企業は不完全ということです、しかも会社によってその度合いには大きくバラつきがありますしこればかりは入社してみないと分からない部分も多いです。

 

 

上場企業や大手から転職してきた人からすると衝撃を受けることだってあります、その不完全な実情を主体的に捉え理解しプラスに転換出来れば良いですがそうでない人は離職していきます。

 

 

不完全状況が改善されなかったり、改善が遅いと社員の離職は止まりません。それにより既存社員に業務不可が掛かるという負の連鎖が起こります。

 

 

 

 

まとめ

小規模企業への転職前に知っておくべき6つのポイント

①トップダウン経営の覚悟
②マインド依存傾向有り
③未熟な上司がいる
④本部が機能していない
⑤環境不足
⑥慢性的な人員不足/離職



ある程度の共感理解が必要ということですね。これらに耐え切れない場合は上場企業や大手で務めるべきと言えます。

 

 

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