僕は中小企業に務める会社員です、最近目標としていた昇格を果たし管理職の座を掴むことが出来ました。喜びのある反面、上手くやっていけるか不安です。何か知っておくべきことや心構えは必要ですか?
今回はそんな悩みにお答えします。
▼本記事の項目
▼こんなヒトが記事を書いています
僕は管理職9年目を迎える中小企業の会社員です。過去に管理職に昇格してから離脱寸前まで精神的に追い詰められるも、仕事から離脱せずに自力で窮地を脱しました。
その前に中間管理職という役割について整理していきます。中間管理職というのはその名の通り会社組織において中間に位置する管理職のことを言います。つまり上司がいて部下がいるということです。
・上司からの指示・意向を末端まで落とし込む
・現場で発生する問題課題に対し解決する
上司の考えは全て正しいという固定概念
昇格すると今までとは違った役割や目標を与えられ、これにより仕事内容が変化します。と同時に上司からおりてくる指示内容にも量的・質的な面で変化するわけです。
ここで前提としてあるのは上司の考えや指示全てが100%正解ではないということです。例え貴方よりも経験が多く優れた面があったとしても組織における役割が異なるだけで、会社に勤める同じ従業員です。
つまり上司の指示内容が絶対的に正しいのではなく、何が組織にとって最も良いのかという視点で捉えることが必要です。
「出世」という表面的な部分から生まれる隙
昇格したばかりのときは隙が生じます。その隙に付け込もうとしてくるものには細心の注意が必要です。
【昇格による「隙」とは】
昇格すると指示される仕事を何でも引き受けようとする心理状態になりやすく、これが隙となります。昇格したばかりの頃は昇給により気持ちが高ぶったり、役職を得たことによる優越感などから危機管理能力が低下しやすくなります。
そもそも「昇格」とは単に給与が上がったり役職が就くという表面だけでなく、役割が変わったり責任が増すという内面も含めた意味合いがあります。昇格可否を判断するのは組織や上司で、それには『こんな仕事を任せたい』という期待も含まれています。
聞こえは良いかもしれませんが、任せたい仕事の中身には当然大変な業務も含まれます。その昇格に貴方の同意があって組織内で貴方の昇格が決定します。つまり「昇格に同意する=仕事を引き受ける」という前提が出来上がるんです。
理不尽な上司の業務指示
上司の指示に対してどのように感じるかが重要です。指示全てが正解である確証はどこにもありませんし、それを判断するのは上司でも周囲でもなく自分自身です。
上司が貴方へ「無理な指示」を出すとき、それを何も言わず受け入れていると上司はこのように思います。「こいつは何でも言うことを聞く」と。
つまり上司から指示を受けた貴方は意思表示をする必要があります。意思がなく上司の指示に従う=上司のコマです、決断を全て上司に委ねていては自分の成長すらも見込めないでしょう。
まとめ
・出世したことに浮かれすぎない
・理不尽な上司の指示には主張すること
自分を守るのは自分自身です、会社・上司に依存するのではなく自分を持ち続けてくださいね、応援しています。